えー。これは私が高校生のときのお話。
当時の私は今以上のオタクでした(今でも充分オタクですが)
で、当然(?)恋愛にもあまり縁の無い学生生活を送っていました。
当時私には、同じ高校に小学校からの友人
Aちゃんという友達がいました。
Aちゃんは可愛くて天然でとっても女の子らしい女の子。当然モテる(苦笑)
私は
「いかにも女として生きてます」って感じの女の子は苦手でした。なんか攻撃的に感じるというか、恋愛に頑張っている女子高生って敵に回ることも多いように思えたからです。
Aちゃんは幼馴染みたいなもので、気心も知れてるし何より友達を大事にする女の子だと分かっていたから私も素直に友達でいられたんだと思います。
結果、私は男友達のほうが高校時代は多かった。
私にとって男と友達になる手段は「まるで男友達」というキャラに収まることだった。
当時の自分の中では
「男友達なら女ほど気を遣わないで気さくにつるめるし、あわよくば友達→恋☆に発展してやろう」と言う、結構下心があったわけですが。
必要以上に男友達キャラになってしまった私に、恋に恋する男子高校生が当然私を女として意識することなんてほとんど無かったわけで。
しかも私の隣にはとっても可愛い
Aちゃんがいるわけです。
当然グループでつるんでいた男友達の8割以上は
Aちゃんに秘めた恋心を抱いていたわけです。
(実際第一印象で私が一目ぼれしそうになった男は、私と知り合う前にAちゃんにすでに一目ぼれしていた)
女として、恋愛対象としてあまり見られることの無かった私は、半ば諦めの境地でした。
『私を女としてAちゃん以上に意識してくれる男なんていない』そう思っていました。(今にして思えばやり方が下手だったんですね、私は)
ところが高校3年のとき男友達を通じて仲良くなったS君はすこし違いました。
休み時間にクラスが違うのに遊びに誘いに来たり、カラオケに誘ってきたり。
Aちゃんではなく、私個人にいろいろ声を掛けてくれたりしました。
(たいがい私はAちゃんのおまけで男子に遊びに誘われていたことが多かった)
私を女として意識してくれている。そんな気がして、私はすぐに彼を好きになりました。
彼は私より頭がいいし、ほわほわしていてなんだか癒される気がしました。
彼を好きになってから、私はいつも彼のことを考えていました。
話すだけでドキドキしました。
でも好きだなんて言えず、クリスマスにはプレゼントをあげたりして、遠回しに私は自分の気持ちを彼に伝えていたつもりです。
それでも彼は私に声を掛けてくれた。なんだか彼にも意識されているような気がして、私の中の恋愛テンションはグングン上がった。
高校を卒業する頃には、知り合って半年ほど経っていたと思う。
卒業すれば同じ県内とはいえ、彼とは離れ離れ。
これからは会う口実もなくなってしまう。
このまま彼と会えなくなるんだろうか?
卒業式の日を迎え、私はクラスメイトのざわつく教室でぼんやり廊下を見ていた。
彼がよく声を掛けてくれたあのポジションを眺めながら。
私は彼を待っていたのかもしれない。
あの廊下からひょっこり顔を出して、私を教室から呼び出してくれる事を期待していた。
すると、廊下に彼が現れた!
こっちを見て手招きしている。
私は高鳴る鼓動を感じながら、勤めて冷静に彼の呼びかけに応じて廊下に出る。
S「この後、時間ある?」まさか!まさか×3!!??私の中で一気に期待と今後の展開の妄想が走り出す。
もしや彼は卒業のこの日に、何かを私に話してくれるのかもしれない!・・・・と。
私「あ、あるよ。何?」S「いやさ、この後皆でカラオケ行こうと思って。何人か誘ったんだけど誰も捕まらなくってさぁ」・・・・、あ。なんだ、そっか。
内心一瞬ガッカリした直後に私は思った
まてよ、皆に断られたってのは口実で、実は私と二人でカラオケ行く気なのかも!?
そこで何か起こるのかも!!??
内心は恋愛シミュレーションのフラグが立った瞬間の気分でしたね(笑)
ああ、やった!!ついに私は双方向の恋愛をするんだ!と。(今まで片想いばかりだったので;)
私は彼に即答で返事をし、放課後彼とカラオケに行くことに・・・・・・
行くことに・・・・・なったんだけど。なんで二人きりのはずなのに、一人余分な男が居るのかな
この個室にぃいぃ(;゚皿゚)!!S「実はさー、あの後声掛けたら一人こいつが捕まったんだよ。だから今日は3人でカラオケ♪」えっ( ̄◇ ̄;)なんだそうなの??二人でカラオケ行きたい口実に「誰も捕まらなかった」って言ってたわけじゃなかったのね???
ああ、勘違い・・・・_| ̄|○||| いやいや、もしかしたら彼ってば内心
「まさかコイツが来るって言うなんて思ってなかったぜ」なんて思ってるのかもしれないし!!もしかしたら二人っきりになれなくて内心ガッカリかもしれないし!!←往生際が悪い。
結局カラオケは楽しく2時間ほど3人で歌って、手を振って普通のお別れ・・・・・。
あ れ (; ̄Д ̄) ??なんか、なんか私の夢見た展開と何かが違う
_| ̄|○||| 結局私は自分の気持ちも言えず(だって部外者が一人いるんだもんよ、私ほとんど初対面だし!!)
ったく、
バカかあの男!!気付けよ!どう考えてもお前お邪魔だろうがぁ
!(;゚皿゚)なんて心のうちでボロクソに罵りましたが、S君と別れてしまった今となっては後の祭り。
今後また遊べる機会があるのかなぁ・・・・なんて不安に思っていた私ですが。
私の心配を他所に、彼は卒業後も私の家に遊びに来るようになりました。
数週間に1回ですが、自宅に来ては私の部屋でゲームをしていく日々。
部屋には彼と二人きり。
嫌でも恋愛指数上がるでしょコレ!?←恋愛ゲームから離れなさい。
そんな日々を半年も続けた頃。私の中では我慢の限界が近づいていました。
大好きな男が、自分の部屋に来て二人きり!
高校も卒業したというのに遊びに来る!
遊び仲間の男達の間でも「付き合うのは時間の問題」くらいにも思われているし、
こんな中途半端な関係で居続けるのは限界だ!!
こうなったら告白してしまおう!と、ある日思い立ったんです。もちろんOKしてもらえる確信はありません。
いいように解釈して妄想しても、恋が成就するかなんて実際問題私には予想不可能。
彼は基本的にあまり恋愛に鋭くないようだし、実際天然系の男。
彼の中では本当に私のことなんて『ただの女友達』くらいにしか思ってないのかもしれない。
いざ告白しようと決めたら不安になるのは仕方の無いことなわけで。
ちゃんとした告白を生まれてこの方したことの無い私は、古い手ですが「手紙」を書くことにしました。
※この頃は携帯もメールも普及し始めた頃でしたが、気持ちを伝えるには手書きのほうがいいと思ったので。
私は買ったばかりの可愛い便箋に思いのたけを綴りました。
好きだったこと、でもS君にとっては自分はただの友達だと思われているだろうということ。
この気持ちは叶わないだろうから、諦めようと思っていること(この頃からネガティブ)
もし、私の気持ちを知った上で、それでもまた『会いたい』と思ってくれるなら電話を掛けて欲しいと。
手紙の最後に自分の携帯電話の番号を書きました。これで電話が来なければ彼とはもう二人で会わない。
そう決めてポストに手紙を投函しました。
その1・2週間後。私は当時のオタク友達と大阪のコミケに旅行(遠征?)していました。
移動中の地下鉄の駅を抜けて地上に出たとき。私の携帯が鳴りました。
彼からだった。
ディスプレイに表示される彼の電話番号を確認して、私の動悸は激しくなりました。
彼だ!この時期に電話が掛かってきたという事は、彼はもう私からの手紙を読んでいるはず!
高鳴る気持ちを抑えつつ、私は大阪の路上で電話に出ました。
気分はもう両想い!彼女気分です。
私「も・・・・もしもし??」震える声。
S「あ、もしもし?」私「あ、あのさ・・・・手紙、届いた?」S「・・・うん、届いたよ」私「・・・・読んで、電話してくれたんだよね?」S「うん、電話してみた。今度いつ会う?」キタキタキタキタ!!
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! ほらね!これってもうOKでしょ!?彼女決定でしょ!!
気持ちはもう有頂天ですよ!
私は動揺を隠しつつ、大阪から帰ってから彼と会う約束をしたのでした。
電話を切った私のテンションはすごかったね(^^;)
もう、まさにこの世の春!って感じ。
あんまり嬉しくって、事情を知らない友達2.3人に経緯を説明しちゃったもん(笑)
みんな「よかったねー!おめでとう!」って喜んでくれたのが、また恥ずかしくて嬉しかった。
で、大阪から帰って数日後。
私ははやる気持ちを抑えつつ、彼と待ち合わせた母校の前に自転車で向かっていた。
彼は私より早く待ち合わせ場所に着いていた。
合流して、そのまま二人で自転車を並べて私の家に走らせた。
自転車で告白の返事を聞くのはやめよう。だってもう両想いって決まったようなもんだ♪
私の部屋に着いたら、ゆっくり静かな環境で聞きたい。
自宅までの15分をこれほど待ち遠しいと思ったことは無かった。
ようやく自分の部屋について、冷房の効いた部屋で彼と私は腰を落とす。
私は彼から何か言い出すのを待っていた。だって私の気持ちはもう彼は知っている。
なら彼から話を切り出すのが男ってもんだろう!←勝手なルール
しかし私の部屋にはただクーラーの稼動音が涼しく響くだけで、彼は何も言い出さない。
どれくらいの時間が経っただろうか。私は痺れを切らして切り出した。
私「・・・・・あのさ、・・・・・・・手紙、読んだんだよね?」S「うん。読んだ」私「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あの、ほら、なんか返事とか。」S「・・・・・・・・・・・・・・・・うー・・・・ん」え、ちょっ(; ̄Д ̄) 何、その間!?
私「私の気持ちは知ってるわけでしょ?返事を聞きたい・・んですけど」なんかスゲェやな予感・・・・・。
あれ??あれれ????なんかおかしくない??この雰囲気・・・・
S「・・・・・・・・」私「どうなの!?」←もう落ち着きゼロ
S「・・・・・・・・わ か ん な い 」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
わかんないぃぃぃぃぃ
(;゚皿゚)!!??えっ。ちょっ!?な、何それ!?わかんない???
告白の手紙を出して約3週間!しかも私は手紙を読んだ彼から電話まで貰って数日は経ってるのに
わ か ん な い ってどういうことじゃコラァァ!!??
凸(゜皿゜メ)私「あれ・・・・?あのさ、じゃぁなんで電話くれたの?」S「電話してって、・・・・携帯の番号書いてあったから電話したんだけど」それは
「私があなたを好きなのを知った上で、また会いたいと思ったら」って
書いてあっただろうがぁ!!(激怒)え、なにそれ、天然??天然爆弾か!?それは!ああん!?(もはや逆ギレ)
私「じゃぁさ、私のことはどう思ってるわけ?それを聞かせてくれる?ただの友達なの?それとも少しは意識してくれてるの?どっち!?」もはやココまでくれば『控えめで可愛い女の子』キャラは捨てた!!(←それ以前にそんなキャラ被ってたか?)
人が人生で一世一代の告白したんだ!生まれて初めて告白したんだぞ!
その告白をした当人の部屋まで来といて「返事無し」なんて許さん!!
S「・・・・・・・・・・・・・・」どうだ、何か言ってみろ!!
S「・・・・・・・・・・・・・わかんない」 _| ̄|○||| ・・・・・・・・ま・・・・・・まけた・・・・・・
なに、何この敗北感と虚無感・・・・・・・・・・・あ、わかった・・・・・こいつ、本気でアホだ・・・・・・・
全く恋愛に対しての思考能力が備わってないんだ・・・・
・'`,、('∀`;) '`, ・・・・
はは・・・・・・は・・・・は・・・・・・
・・・・・・私の約1年間のこの想い。一体なんだったんだ・・・・・
orz私「・・・・・・・あ、そ・・・・・へぇ・・・・・なん・・・・っにも考えてないわけね・・・・」もういいや・・・・('A`)
もうバカバカしくなっちゃったよ・・・・・・
彼はこの後、一人でマリオカートを小一時間プレイして(私はその様子を黙って見ていた)
気まずい雰囲気で(少なくとも私は)彼は帰って行った・・・・
(ほんと何しにきたんだこの男)
それ以来、私は彼と会うのをやめた。
高校時代の男友達が複数で遊ぶときには顔を合わすこともあったけど、私はしばらく彼との会話を避けた。
慣れてくると嫌味を言えるようになり。(「あの時はよくも期待だけさせといて、わけの分からん振り方してくれたな」とか)
さらに時間が経って、卒業から5年ほど経つころには、ただの「男友達」のポジションに戻っていた。
この頃には
「私なんでこんな男が好きだったんだろう??」と本気で思えるようになっていた。
時間が経って冷静に考えたら、彼を好きになれる要素を1つも見い出せなくなっていたのだ。
そう思ったとき、私は本当の意味で彼を忘れることができたのだ。
振られた当初は相当ショックで、好きな想いをしばらくはやっぱり忘れられなくて。
彼の事を思ってばかりだった。
しかし今となっては、S君見てると絡み方がウザイしマイペースだし自分勝手だし、良く見ると顔も全くタイプじゃない(苦笑)
若いって本当恐ろしいですね。
こういう想い出って大概美しい想い出になりそうなものですが、正直今では消したい過去です(苦笑)
今でも彼とは遊び友達ですが、二人で車に乗ってても全く間違いを起こす気になれないしね( ̄∇ ̄*)>
次回「Yちゃんの恋の悩みとS君からの告白の返事」


